前回の日記に書いた通り、住宅ローンの団信(団体信用生命保険)の審査において大きな壁にぶつかった。
告知書の『1年以内に健康診断を受けましたか?』という項目に対し、夫の1年前の人間ドックで血液検査が引っかかったことを正直にチェックしたところ、ローン代理店の担当者から「これでは審査が落ちるかもしれない」と言われてしまったのだ。
その後、困り果てた不動産屋から提案されたのは、「過去1年以内に受けた健康診断の結果は異常なし」と嘘の申告をすればいいという、極めてグレーな方法であった。
「健康に問題なしと書いても、保険会社がわざわざ健康診断の結果を見せろと言ってくることはないから大丈夫」というのが不動産屋の言い分だ。
だが、私たちは絶対に嘘などつきたくはなかった。
もし本当に直近で大きな病気を患ってしまった場合、過去の告知との辻褄が合わなくなってしまう。
万が一のときに保険金が降りなければ元も子もない。
結局のところ、不動産屋にしてみれば住宅の契約さえ成立すれば、その後の私たちの人生など知ったこっちゃないのだ。
実に行い加減な対応である。
しかも、住宅という人生最大級の高額な買い物をする上で、私たちは前向きに手続きを進めたいと考えていたし、一つでも隠し事などしたくはなかった。
今回の不動産屋は、普段は賃貸をメインに取り扱っている。
そのためか、団信に関する知識が圧倒的に不足しており、終始頼りなかった。
最終的には「保険会社に嘘をつけ」と言い出す始末で、到底信じられるものではなかった。
このままでは審査が通らず、また1から家探しをやり直さなければならないのかと、夫婦でどんよりと落ち込んでいた。そのとき、夫がパッと素晴らしいアイデアを閃いたのだ。
保険会社からの質問は、あくまで『1年以内に健康診断を受けましたか?』である。 そこで夫の人間ドックの用紙の日付を改めて確認してみると、なんと「1年と15日前」であった。つまり、厳密には「1年以上前」の出来事だったのである。
よって、『1年以内に健康診断を受けていない』にチェックをつければ、過去の細かい健康状態を書類に書き込む必要がなくなり、審査を通すことができる。
これなら法律や規約に抵触することもなく、正々堂々と生命保険の審査を受けることができる。
しかも奇妙なことに、夫は明日、今年分の人間ドックを受ける予定が入っていた。
つまり、この「1年以内に受けていない」という事実は、まさに今日という日しか使えない極めて有効な手段だったのだ。
その旨をローン代理店に相談したところ、誰も思いつかなかったアイデアを出した夫に対し、「ウルトラCですね!」と嬉しい言葉をいただいた。
早速、生命保険の審査に申し込みを済ませたが、結果が出るまでは1週間ほどかかるという。
一体どうなることか、今はただハラハラしながら結果を待っている。
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