狭さは正義?荷物多めな私が狭小住宅に挑む理由

狭小住宅購入計画
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ついに、築浅の中古狭小住宅を購入してしまった。

新宿から電車で15分ほどの場所に位置する、杉並エリアの物件だ。価格は7,000万円。2階建てで延床面積は70平米、駐車場はなし。いわゆる典型的な狭小住宅である。

実際のところ、契約を結ぶまでには相当な葛藤があった。

頭を悩ませていた主な要因は以下の通りである。

  • 収納の限界:荷物が多いタイプなのに、家が狭すぎて置き場所がない。

  • 駐輪・駐車問題:駐車場がなく、自転車スペースも雨水に晒されて錆びやすい。

  • 将来の不安:もし将来、身体が不自由になって車が必要になっても、駐車場がないため購入を諦めざるを得ない。

  • 家相の懸念:袋小路のどん詰まりに位置しており、風水や家相の観点ではNGとされる立地である。

  • 子育て環境:周囲の住民がお年寄りばかりで子供が少ない。少しの騒音でも苦情が来るのではないかという恐怖がある。

しかし、これらのデメリットは、見方を変えればすべてメリットに反転させることができた。

  • 家が狭いからこそ、強制的に断捨離ができる。

  • 駐車場がないおかげで、車の購入を綺麗に諦められる。車という「贅沢品」を最初から排除できるのだ。そもそも、車がなくても十分に生活していける利便性の高いエリアである。

  • ご近所にお年寄りが多いということは、近い将来、世代交代が見込まれるエリアでもある。

  • 近くに大きな公園があるため、昼間に子供たちが賑やかに騒いでいても、そこから苦情が飛んでくるリスクは低い。

  • 駅から近い好立地のため、将来的に売却しやすいという資産価値の高さもある。

  • ご近所付き合いが濃厚な地域らしいので、高齢出産で生まれた一人っ子の息子にとっても、友達を作りやすい環境と言える。

  • 何より、引っ越し先となるこの街の雰囲気が、私は個人的に大好きなのだ。

これらのメリットが勝り、私はこの街への引っ越しを決意した。

もちろん、悩ましい現実も残っている。7,000万円近い住宅ローンを抱える一方で、現在の私は専業主婦だ。この家計への負担は、まさにデッドゾーンに足を踏み入れたような緊張感がある。

「もっと東京の郊外に住めば楽になったのではないか」とも考えた。

しかし現実は甘くない。今や郊外の立川あたりでもそれなりに地価が高騰しており、新宿近くの狭小住宅と値段がさほど変わらないのだ。

本当にローン返済を楽にしようと思えば八王子あたりまでエリアを広げる必要があるが、それでは夫の職場から遠すぎて現実的ではない。

今は不動産バブルの頂点なのかもしれない。

客観的に見れば、戸建てを買う時期としては最悪だった可能性もある。

だが、子供が少なく、専業主婦の割合も低い新宿区に、これ以上住み続けるメリットを私は感じられなかった。

もし私がもっと社交的で、ママ友を作りやすいタイプであったなら、新宿エリアに残り続ける道もあったのかもしれないが。

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