
我が家に生後2ヶ月のオスのトイプードルを迎えてから、早いもので2ヶ月が経った。現在、愛犬は4ヶ月である。
この2ヶ月間、ブログを更新する余裕など微塵もなかった。子犬が一向にトイレを覚えず、ケージ内のトイレじゃない場所にうんちをぶちまけるたび、私の心は鬱々と沈んでいった。
さらに我が家には、やんちゃ盛りの2歳の息子もいる。 犬も人間もエネルギーが有り余っている状態だ。初めて犬を飼う私には、どうやって接したらいいのか皆目見当もつかない。それなのに息子は、興奮する子犬をさらに煽るような真似ばかりする。この先、両者が仲良く暮らせる未来など、1ミリも想像できなかった。
「いっそのこと、この犬を手放してしまいたい」 夜、布団の中でそう涙ぐみながら悩んだことも、一度や二度ではない。
1人で抱え込んでいては心が潰れてしまう。そう危機感を覚え、本格的にドッグトレーナーを探すことにした。
まずは以前ブログにも書いた、近所に住む女性トレーナーに自宅へ来てもらい、カウンセリングを受けることに。彼女に相談すれば、少しは心が軽くなるだろうと期待していた。 ……しかし、結果は真逆だった。さらに鬱が加速したのである。
その先生は非常に真面目で几帳面なタイプだった。それが、追い詰められている私にはあまりに重かった。 彼女は私に、矢継ぎ早に質問を浴びせてくる。
「YouTubeを見るだけじゃなくて、本とか読んで勉強してる?」 「ブリーダーの犬舎にいた頃、夜は1匹で寝てたの? それとも母犬と一緒だった?」
……犬の飼い方の本は、図書館にあるだけ借りて読みつくした。
今更、犬舎にいたときのころなんて、私に聞いて一体何の意味があるのだろうか。
挙句の果てには、「小さな子どもがいるのに、これから犬の散歩とかどうするつもりなの? 無理でしょ」とまで言い放った。
子どもと犬を仲良く暮らさせたいから、金を払ってあなたを呼んでいるのだ。そう心の中で猛烈に叫んだが、大人なのでグッと飲み込み、黙っておいた。 ただでさえ鬱状態の患者を、さらに奈落の底へ突き落としていくような先生だったため、すぐに次のトレーナーを探すことにした。
今度の条件は明確だ。 1回のレッスン料が電車賃込みで6,000円程度。自宅まで出張してくれて、なおかつ私の気分を上げてくれるような「大らかな性格の先生」である。
探してみると、この近辺の相場としては破格の安さのトレーナーが見つかった。 安すぎて逆に怪しいのではないかと不安もよぎったが、自分の直感を信じて家に来てもらうことにした。
結果、これが大正解だった。 やってきたのは、非常に話しやすい大らかな男性の先生だった。 帰り際、彼が言ってくれた言葉に救われた。
「犬を飼うなんて、簡単ですよ!」
嘘でも、その一言が欲しかった。張り詰めていた肩の力が、一気に抜けていくのが分かった。
こうして、その先生に2週間に1回自宅へ来てもらい、不安なことはいつでもLINEで相談できるという、新しい犬との生活が始まった。
コメント