ミャンマーの空港で初めてのアライバルビザをあっさりと取得し、無事にヤンゴン入りを果たした。
日本を出国する前は、こんなに簡単に取れると思っていなかったから、拍子抜けした。
女一人旅、何をするにもどこか不安が付きまとう。
ガイドブック『地球の歩き方』を片手に、ローカルな路線バスに揺られて市内へと向かい、あらかじめ予約していたホテルへチェックインを済ませる。
私はいつも行き当たりばったりな旅ばかりをしているが、到着日の宿だけは事前に決めるようにしている。
飛行機が遅れて深夜に到着することも珍しくないからだ。
日本の若い女性が、夜中の一人歩きで異国をうろつくなど、危険極まりない行為である。
「どうぞ襲ってください」と言っているようなものだ。
そこだけは、旅のルールとして譲れない。
無事にホテルのチェックインを終え、スタッフに教えてもらった両替所へと向かった。
しかし、案内された場所は路地裏にあるアパートのような建物の一室であった。
本当にこんな場所で大丈夫なのだろうか?
一瞬、強い疑念を抱いたが、意を決して日本円からチャットへの両替を済ませた。
このとき、少し多めに両替をしておいたのだが、これが結果的に大正解であった。
この後に訪れたマンダレーの街で、日本円の両替が一切できずに困り果てることになるのだが、それはまだ先の話である。

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