切迫早産と診断されてからの33週目。
妊婦健診で、ついに子宮口が開いていることが判明した。
エコーで赤ちゃんを診ていた先生が「随分位置が下がってるよ!」と慌てはじめ、そのまま診察台に移動し、先生のトーンが上がった。
「子宮口が少しだけ開いてる!動きすぎ!トイレ以外、立っちゃだめだから!」
じろーんと睨まれ、「この週数でお腹が張っているのも早いし、このままだと産まれてしまうからね!」ときつく注意されてしまった。
一気に血の気が引き、激しい焦りが襲う。
次の健診は1週間後になった。
身体が不安定な状況下で、すぐに先生に診てもらえるのはありがたい。
帰り道はどんよりと落ち込んだが、なんとか入院を免れたことだけが救いだった。
思い返せば、この2週間の自宅安静中、ときどき台所で家事をしてしまったり、食事のときに椅子に座ったりしていた。
ちゃんとした安静ができていなくて大反省である。
しかし、この2週間の「寝たきり生活」で、私の体力と筋力は信じられないほど落ちていた。
毎日ゾンビのように、足音を立てずソロリソロリと歩くだけの生活で衰えるのも無理はない。
現に、病院へ向かうタクシーの中で、運転手と世間話をして少し笑っただけで、腹筋にピキッと電気が走った。
その筋肉のひきつれは夜まで続いた。
さらに、病院の待合室でマスクをして約1時間座っているだけで、軽いめまいがするほどしんどい。
おまけに、今のコロナ時代は出産時もマスク着用だという。
いきむどころか、マスクに邪魔をされて、まともに息すら吸えないのではないか。
今後の不安が、波のように押し寄せている。
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